１２月２５日はクリスマスです。
　その日を迎える準備をするため、カトリック教会では１１月３０日から待降節に入ります。待降節の間南山小学校の子こどもたちも、いつもよりいっそう友だちと仲よくしたり、協力したり、誰かのために一生懸命にお祈りするなどしてイエズス様のご誕生を待ちます。
　長崎教区では毎月カトリック教報というお知らせが出ています。２０年以上も前にそのお知らせに載せられていたのですが今でも記憶に残っている記事があります。おもしろい内容だったので紹介します。ずいぶん前のことなので正確ではないかもしれませんが下記のようなことが書かれていました。
　あるカトリック教会で信者さんたちがクリスマスのため、教会の飾り付けをしていたそうです。そこに通りかかった人が教会の屋根に上って作業をしている信者さんに
「何でそんがん飾り付けばしよっとですか。」
と聞かれたので
「イエズス様の誕生日の準備ばしよっとですばい。」
と返事をすると
「へえー、そん人の誕生日はいつね。」
と言われたそうです。
「イエズス様の誕生日は１２月２５日ですよ。」
と教えると、なんとその人は、
「２５日はクリスマスやっかね。そのイエズスさんはよか日に生まれたね。」
と答えたそうです。

　世の中、クリスマスの本当の意味もわからず騒いでいる人たちもたくさんいるかもしれません。
　でも、南山小学校で学んでいいる私たちは「となりの人を自分のことように愛しなさい。」と教えてくださったイエズス様のご誕生の意味を理解しながらクリスマスを迎えることができたらいいなあと思っています。