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卒業生・保護者の声

保護者

長男、長女、次女、の3人が南山小学校に通学し、約15年間お世話になりました。2人目、3人目のときも本人が希望したこともあり、躊躇なく南山小学校を選びました。
スクールバスもありながら交通の便も良く、それでいて静かで安全性の高い環境でこどもたちは学習できることができて良かったです。一学年2クラスあるので毎年クラス替えがあることも個人的には良かったと感じています。
部活動もさかんでサッカー部、コーラス部、いずれも熱心な指導をしてくださる先生方のおかげでこどもたちは毎日楽しく高いレベルの活動ができています。
南山小学校は同じ敷地内にカトリック西町教会と南山認定こども園があり、「南山ファミリー」としてバザーの活動があったり、敬老の日やクリスマスなどにはこどもたちが歌を歌ったり、地域とのつながりも強く感じます。
南山小学校の運動会では毎年「南山タイフーン」という種目があります。これは卒業生と保護者が競うリレー競技なのですが毎年毎年たくさんの卒業生が集まります。勉強や部活で忙しい中学/高校生活において、これほどたくさんの卒業生が集まってくることが南山小学校での学校生活が充実していたことを示しているのだと思います。

卒業生(現・東京芸術大学 音楽学部)

南山小学校での数ある思い出の中のひとつに、児童会の活動があげられます。朝の集会の司会進行を務めたり、集会のあとに全校児童が教室へスムーズに戻れるよう、誘導するクラスの順番を工夫したりしたことを思い出します。ある日の集会では児童会の企画をする時間を先生からいただき全校で楽しめるゲームを準備したこともありました。当時のノートは今でも残っていて、児童会メンバーで案を出し合っていた様子がうかがえます。
放課後はというと、私はコーラス部の活動に熱中していました。充実した練習環境のおかけで私はすっかり合唱の魅力にとりつかれていました。コーラス部のメンバーは学年を超えて仲が良く、練習が終わっても西町の坂を下りながらずっと歌い続けていました。当時はまさか二十歳を超えた今もなお合唱を続けていて、大学では音楽を専門に勉強をすることになるなんて夢にも思っていませんでした。
思い返せば南山小学校で学び・経験させていただいたことは、私の人生に大きな影響を与えています。先生方は私という人格をそっと背中を押すように肯定してくださり、おかげで私は自由に考え・行動し、のびのびと成長することができたように思います。当時はわからなかった正門の「人間の尊厳のために」という言葉の意味が、今こうして振り返ってみると少しわかるような気がしました。

卒業生(現・大阪大学 人間科学部)

小学生の時から大切にしていたことが未来の自分のもとになると私は考えています。私は、やると決めたことを全力でやりきるということを大切にしていました。
私は、南山小学校でコーラス部に所属していて練習を頑張りたいと決めていました。また、中学受験をするため勉強も頑張りたいと決めていました。どちらか一つに絞るのではなく、二つとも頑張ると決めたことが後の自分にとって良い影響を与えたと今では考えています。勉強以外のことも頑張っていると、どうしても勉強する時間が他の人より少なくなってしまいます。私は塾へは行かず、学校で出された課題や必要だと思った教材に家庭で取り組みました。面接の練習も当時の学年の担任だった先生にしていただけてとてもありがたかったです。練習にも勉強にも集中できたために、コーラス部でも受験でもよい結果を残すことができました。南山小学校でクラブに取り組んだりさせていただけたおかげで様々なことをあきらめずにやり抜く力が付いたと思っています。
やると決めたことをやりきるということは中学生、高校生になっても変わりませんでした。長崎東中学校・高等学校に入学し、かなりハードな吹奏楽部に入りました。そこでも勉強も部活も頑張ると決めたので、時間が限られた中で工夫して努力し、どちらもよい結果を残すことができました。今でも大学の勉強と並行して、管楽器のソロコンクールや吹奏楽コンクールに出たりしています。
まだやりたいという気持ちが残っている状態で両立できないことを心配してあきらめてしまうと、どちらに対しても中途半端な気持ちになってしまいどちらもうまくいかなくなるのではないかと思っています。これは南山小学校で生活していて学んだことです。小学生の皆さんにはやりたいことをあきらめずに様々なことに挑戦してほしいです。その結果、うまくいかなくともやりきったこと自体が宝物となりますし、成功のもとになると思います。充実した良い小学生生活を送られることを願っています。

卒業生(現・九州大学 芸術工学部)

私は8年前南山小学校を卒業しました。長い時間が経ち大学2年生になりましたが、南山小で学んだことや思い出が今でも私の支えになっています。
南山のみなさんは神様を大切にし、毎日お祈りを捧げますよね。宗教の時間にはカトリックの教えを学んでいると思います。私が小学生の時はよくわからないままお話を聞いていましたが、何年も経った今その教えが思い出されることがよくあります。例えば、高校を卒業した後は先生のような存在がいなくなり、誰も「こんな風に生きなさい」と教えてくれなくなります。つまり大人になってからは自分だけでなんでも決めていかなくてはいけなくなります。そんな時、南山で培った心があれば、自然と人生を切り開いていくことができる気がします。
また、私は小学4年生から南山コーラス部に所属していました。たくさんのコンサートホールや教会で歌う経験をしましたが、建物の形によって響き方がさまざまに変わるのがとても不思議で神秘的だなと思っていました。6年生のときに幸運にも日本一に輝き、東京のある大きなホールで歌う機会に恵まれました。この時の感動が深く思い出に残っていて、中学・高校と勉強を頑張り、大学では音を研究する学科に入学しました。将来は音でお客さんに感動を与えられるような仕事をしたいと考えています。小学校での思い出が将来の夢につながったので、みなさんも今打ち込んでいることが大人になってから生かされることがあるかもしれません。
私を育ててくれた南山小学校に感謝をするとともに、みなさんが素敵な南山生活を送れることを願っています。