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2014/10/4

ウィゼン神父様

ウィゼン神父様
 ウィゼン神父様は西町カトリック教会・南山小学校・南山幼稚園創始者です。
「神父様は原爆ですべてを失い、失意のどん底にある浦上に希望の灯火を輝かせるためには、子弟の教育が急務だと考え、それを実行されました。
 当時は民家も少なく、岩盤の雑木林であったこの地を切り開き、昭和34年に1年生から3年生まで合計120名で開校式をむかえました。」
と、神父様が亡くなられた次の年西町カトリック教会が発行した「燃える宣教師 ウィゼン神父」に紹介されていました。
 私が南山小学校に来たのは38年前になりますが当時の子どもたちは神父様を見かけると近くに寄っていき、握手をしてもらうのが大好きでした。子どもたちは強い握手に「いたい、いたい。」と言いながら、満足しているのでした。
 職員に対しても同じように、あたたかいスキンシップをしてくださっていました。私も数え切れないくらい何度も何度も痛くて愛情たっぷりの握手をしてもらったことを、つい最近のことのように思い出しています。
 その神父様の命日が10月8日です。南山小学校が開校して今年で55年目、今では児童数291名の学校になっています。天国から今でも南山幼稚園・小学校の子どもたちのことを優しく見守ってくださっていることでしょう。

「ウィゼン神父様。南山の子どもたちが元気で楽しく遊んだり、学習したりできるようにお守りください。」